2002/09/20

 ふりだしへ

物件を断って、なんだか気分は晴れたものの、家はやっぱり欲しいことに変わりはありません。今回のことで、随分勉強になりました。良い事も、悪いこともたくさん知って、これからが物件探し本番です!またまたネットを駆使して、色々な物件を探し、メールで資料請求します。本当に今の時代は便利ですね。今回学んだことのひとつに、やはり吉祥寺や井の頭線沿線は人気の地域で、わたしたちの予算で買える物件は、「古い」「狭い」「問題あり」の、どれかは必ず入っているので、もう少しエリアを広げて探してみることにしました。

条件としては、旦那の会社へ通勤が便利なこと。遊びに行くのが便利なこと。ということは、渋谷にアクセスが良く、30分前後で出られる駅で、駅から徒歩10分以内。沿線は井の頭線、東横線、田園都市線。その条件で見てみると、やはり東横線の神奈川県か、田園都市線の神奈川県ということに。築年数も新しめで、広さもあり、駅からそこそこ近く、良さそうな物件がかなり出てきました。

ぞくぞくと資料請求した物件の情報がファックスで流れてきます。中でも良さそうだったのが、東横線大倉山の物件。候補は3つ。ちょうど同じ不動産屋が担当だったので、早速電話を入れてみます。

物件担当、N社日吉店のHさんはなんだか頼りなさそうな喋りかた。よくどもるし、敬語の使い方もめちゃくちゃ。「大丈夫かなぁ」とは思いつつも、とりあえず、今度の土曜日に内見の予定を入れました。今度はしっかり物件をチェックするぞ。

夜、母に電話をして、吉祥寺の物件は断ったことを伝えました。「そう。なんだか話を聞いてたときに、私も胃がキリキリしちゃって、本当に良いのかなーって不安だったのよ。なんだかこっちもホッとしちゃったわ。」母も何となくあの物件には不安を感じていたそうです。何より、私の雰囲気が「この物件を買うんだ、買うんだ」と言い聞かせているようで、心配だったと言います。やっぱり私の親、見ているところが違うんですね。とにかくあまり急がず、じっくり決めてね、とアドバイスをもらいました。


2002/09/21

 2回目の内見

【Oマンション】

路線:東急東横線
最寄駅:大倉山
徒歩:10分
価格:3,000万円台前半
管理費 :8,960円
修繕積立金:21,280円
建物構造: RC
築年月: 1981年
専有面積(平米) :91.48
間取 :4SLDK
所在階/建物階数: 5階/7階建て
バルコニー面積(平米): 8.34
向き: 南西
駐車場 :空無
棟戸数 :48
現況: 居住中
面積計測方式: 壁芯
引渡時期: 相談
土地権利: 所有権
 

12時に日吉のN社に向かいます。今回は初めて降りる駅なので、なんだか緊張。私は初めてだけど、旦那は大学時代に横浜に住んでいたので、良くこの辺にバスケの練習をしに来ていたそう。今回は頼りにしてますぞ!

事務所でHさんと会います。電話での印象よりも若い感じ。でも、敬語は相変わらずです。(笑)自己紹介もそこそこに、車に乗って出発です。日吉や綱島、大倉山と街を車の中から眺めながら物件へ向かいます。やっぱりこの辺は坂が多い。仕方のないことだけど。まずは第一候補の「Oマンション」。周りは駐車場に囲まれていて、日当たりは良さそう。幹線道路や新幹線の線路も遠くに見えますが、そんなに音も空気も気になりません。むしろ周りには緑も多く、なかなか環境は良さそう。このあたりは準商業区域なので、まわりにはマンションばかり。公園も近く、向こうには新横浜プリンスホテルのビルも見えます。

とりあえず、敷地内へ。外壁はきれいに塗り替えられた後でした。管理人さんは巡回なのでいません。ポストや駐輪場は整頓されていて、きれいでした。白い壁に、ドアと手すりがブルー、エレベーターのドアだけ赤に塗られていて、トリコロールでカワイイ♪廊下も吉祥寺の物件と違って、外に面しているので明るく開放的です。お部屋は5階の角部屋。

まだ、売り主さんがお住まいなのですが、今日はお出かけ中とのことで、鍵を開けて勝手に入ります。中はとってもきれいで、やっぱり広い!珍しくリビングが横にまたがった間取りなのですが、東側の窓から光が入って、明るいです。納戸も広いし、なによりキッチンが広い!ダイニングテーブルや食器棚がおいてあっても広さを感じます。窓もあってとても開放的。各部屋にも大きく窓が儲けられているので、明るいし、風通しも抜群。廊下まで開け放てば、すーっと家全体に風が通ります。ベランダからの眺めも良く、車の音や時折通る新幹線の音もあまりに気なりません。作りもしっかりしているし、南に面した真ん中の部屋を抜いて、リビングにしてしまえば、かなり広い間取りになりそう。納戸をウォークインクローゼットにして、和室を洋室にして・・・頭の中でいろいろイメージがふくらみます。ただ、気になったのがお風呂の狭さと、追い炊きの機能が付いていないこと。リフォームが可能かどうかHさんに調べてもらうことにして、部屋を後にしました。

外に出て、車に乗り込むときにHさんが「この道路が、将来広くなる計画があります。でも、まだうんと先の事だと思いますけど」さらっと良い流した言葉を、私達は聞き逃しませんでした。そう、だって吉祥寺の物件も、それで断ったのですから。私達は更に突っ込んで質問をします。Hさんは問題無さそうに図面を見せながら「ここを、このように通るんですけど。建物の真下にくることになります。でもまだ事業家していませんから。大丈夫ですよ」。とりあえず時間もないので、次の物件へ。

今度の物件は綱島街道を越えて、高台にある物件でした。駅から徒歩15分と書いてあるけど、このものすごい急斜を上り下りしてたどり着くのは、若い私達でも辛いのは目に見えていました。物件の前にたどり着いたものの、中は見ないで終了。次の物件も思い切り環状2号線に面しているところだったので、車からも降りずに終了〜。

大倉山の駅を散策したかったので、駅前で降ろしてもらい、あとでまた日吉にもどることにしました。エルム通りはとてもきれいで、色々なお店があり便利そう。物件の方へ向かう道も、そこそこ広く、物件の近くにあるスーパーも大きくて安かったです。学区域の小学校も雰囲気が良く、近所には子供もたくさんいるようなので、子供ができたらたくさん友達ができそうでした。道を歩いている親子連れも、品のいい人ばかりでヤンママっぽいひととか、悪ガキはあまり見かけませんでした。

一通り見て、日吉へ戻ります。とりあえず、最初に見た物件が気に入ったので、申し込みをすることにしました。慎重に用紙に書き込むダンナ。契約は一週間後です。今回は時間が十分にあります。ここで、Hさんと色々話している時に、親からの援助の特例(贈与税控除)は、マンションの場合築年数25年以内じゃないと受けられないことが判明。ローン控除は知っていたけど、これは気づきませんでした。ってことは、この間の吉祥寺の物件は、その時点でアウトだったわけです。良かったー契約しないで!!(笑)

今日色々出てきた物件に関する疑問は、後日Hさんから連絡を入れてもらうことにして、今日はひとまず帰ります。夜になったので、夜の大倉山の道も歩いてみよう、と言うことになり、再び大倉山へ。夜の道も街灯が多く、私が一人で歩いても問題無さそうでした。駅から自宅に帰る人が多く通る道で、そんなに怖くありません。物件の前も明るく、廊下も明るい感じでした。「うん、良い感じだね」今回は吉祥寺の時ほどドキドキもなく、うまくいけばここに住んでも良いかもね、という嬉しい気持ちでいっぱいでした。

おなかがすいたので、大倉山のバーミヤンで食事。子供連れが多いこと。安いからねー。(笑)色々資料を見直してみると、管理規約の書類が1ページごとに抜けているのを発見。あわててダンナがHさんに電話を入れます。なんだか頼りないHさんなので、念のため調べて欲しいことも改めて電話で確認。これで間違ったら承知しないぞ。管理規約は、後日郵送してもらうことになりました。うーん、心配。

明日はダンナの家族と蓼科に旅行に行くのですが、まだ全然支度してない・・・。帰ったら支度をしないと。眠いよー・・。


2002/09/22

 家族の理解

今日は朝からレンタカーを借りて、蓼科に旅行です。今回は物件のことは忘れて、楽しむぞー。

私は、お料理の準備で精一杯だったけど、ダンナは親や兄弟に家を買うことを報告していたようです。お父さんは相変わらず前向き。この間反対していた真ん中の兄には、前に報告した家は買うのやめたとだけ伝えて、新しい物件のことは言いませんでした(またいろいろこじれると困るので)。一番上のお兄さんは、大賛成してくれたそうです。やはり歳が離れているからか、お父さんと同じような気持ちで、身を固めることで逆に心配が無くなるという安心感が大きいようでした。一通り家族の理解も得られ、順風満帆です。

夜、寝る前にダンナと話し合いました。「本当に大倉山で良い?もし将来、お父さんが亡くなって、お母さんが一人になったとき、本当にスズキがそばにいなくても大丈夫?スズキとお母さんが良ければ、大倉山で進めよう。でも、もう一度考えてみた方が良くない?」私の父が80歳を越えていて、母との歳の差も大きいので、いざというときのこともダンナは考えてくれていたのでした。私はすっかりそんなことは当たり前になってしまって、嫁に行った身だし、ほとんど頭になかったのです。「このこと、お兄さんとかには話したの?なんて言ってた?」「うん、話したよ。こっちの親の事は大丈夫だから、スズキのお父さんの事を大事にしろって言ってくれてた」ダンナが私の家族のことをこんなに考えてくれてたなんて・・・、しかもお兄さんまで理解してくれているなんて・・・と嬉しくて、思わず涙が出てきてしまいました。とりあえず、私は若いので遠くても何とかなるし、親のために自分たちの住環境まで犠牲にするのは、そこまでするほどの事でもないし、あとは母の気持ちも確かめてみる、と言うことで落ち着きました。


2002/09/23

 母のこと

蓼科を後にして、意外と早く東京に着いたので、ちょっと家で休んだら実家に寄りました。昨日話したことを、母に確かめてみようと言うことになったのです。

一通り趣旨を話して、母の気持ちを確かめました。「うん、気持ちはすごく嬉しいし、私もすっかりそんなこと考えてなかったけど、あなた達が心配するほど私は心配してないよ。孫もいて楽しいし、あなた達が遠くに行くって言ったって、こっちにも行くところができて嬉しいくらいよ」これを聞いて私達は安心しました。私達もいつでも実家に来れるし、大丈夫。お父さんには長生きしてもらってね。(笑)

大倉山の物件のことも説明して、両親もなかなか気に入ってくれたようです。後はじっくり私達の方でも色々調べないと。


2002/09/24

 しっかりしてよ!

休みが明けて、今日はHさんからいろいろ調べた結果が来る予定でした。でも、夕方になっても何も連絡がありません。仕方なくこっちから連絡を入れます。「スミマセン、スズキですが、大倉山の物件の件、どうなりました?」「あ、スミマセン、今ご連絡しようと思ってた所なんです。管理会社から来た書類がすごく簡単なものだったので、あとでまた詳しくまとめてファックスでお送りしますが。」「とりあえず、今ある分だけでも送ってもらえます?」「わかりました。早速お送りします」

早速、とか言ってたくせに、夜になってやっとファックスが来ます。しかも紙切れ一枚。これで何がわかるというのでしょう。なんだかとても不安になってきてしまいました。この営業さんに託して、大丈夫なのかなぁ??ダンナに相談すると、かなりキレてしまい、営業所の店長に連絡する!と一言。後で聞くと「Hさんがあまりにも仕事が遅く、人の話もメモも取らず、すぐ忘れてこちらから催促を入れないと動かない、どういう教育してるんだ」と店長さんにクレームを入れたそうです。後ほどすっかり店長にしぼられたHさんからダンナあてに電話が入り、お詫びされたそうですが、ダンナはまだご機嫌ななめ。

結局夜も何も情報は入ってきませんでした。こっちから「この件はどうなりました?これは?」と聞くと、前にも聞いたことなのに「あ、スイマセン、今調べています。それは管理会社と連絡が取れなくて、これは売り主さんに確認しているんですけど・・・」と結局、全部答えは出ないまま・・・。


2002/09/25

 また白紙

翌日、あまりにも対応が遅いので、自分でも調べられるところは調べることにしました。まずはあの物件周辺の都市計画道路について。横浜市の市役所に電話して調べたところ、物件のすぐ横の道路もさることながら、数十メートル先には、横浜環状北線(環状高速道路で、地下を通る予定)が計画されていて、しかもこちらは13年に事業化が決定、すでにスタートしていると言うではありませんか!そんな話し聞いてないよ!物件のすぐ横に通る道路は緑化計画のひとつで、道を広げて緑を植えるそうです。とりあえず、こちらの計画はまだ先になりそうだという事でしたが、それ以外にも京急が大倉山に乗り入れる計画などもあり、この物件の周辺は都市計画だらけと言うことが判明。今はいい環境でも、数年後にはすっかり環境が変わっている可能性があります。これはまずい。

しかも私がすごくムカついたのは、こんな計画があるのに、しかも去年事業化してるのに、何も説明してくれなかったこと。建物の横の計画道路だって、「どうってことないですよ」とさらっと流されたこと。本当にHさんが信用できなくなってきました。道路は仕方ない、北線は地下に潜るわけだし、計画道路だってまだ先の話。通ったとしても緑化計画だったら納得がいくし、自分たちが買うはずの部屋の反対側だから、音もそんなに気にならないでしょう。でも、納得がいかない。Hさんは一体どういうつもりで、私達に売る気でいるのか。確かに、すごくいい物件かもしれないけど、Hさんのせいでどんどん悪く見えてきてしまう。もし、ここで納得して住んだとしても、また何か起きたら、Hさんのせいにしながら生活することになるかもしれない。本当に良いのかな・・・。

今日もダンナとこまめに連絡を取り合います。「どうなった?」「うーん、やっぱり北線は事業化されてるよ。隣の道路は緑化計画で、まだ先になるらしい。電車の乗り入れも計画決定してるね。2010年には開通予定だって」「やっぱり・・・Hさんからは何も連絡来てない?」「来てないねー」「もうさ、ここもやめよう。」「え?」「もう、ここ買っても気持ち悪くなるだけだよ。縁がなかったと思って、断ろう」またしてもこの決断。今回ばかりは私もそのつもりでいたので、すぐに賛成しました。「早速、Hさんには電話しておくから」 そういって電話を切りました。

その後、ダンナがHさんに連絡を入れ、はっきりと断ったそうです。「どうしてですか?」と聞かれて「Hさんの対応があまりにも遅すぎて、信用できなくなったので、この物件に関しても不安が大きくなりました。」とはっきり言ったところ、「そうですか・・・」と残念そうだけど、ちょっとホッとしている感じだったそうです。上司にクレーム入れられて、かなり私達とはやりにくかったのでしょう。 こっちもこっちで、ホッとしました。




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