わたしたち夫婦は、いよいよマイホーム購入を決意しました!
この日記は、マイホーム購入までのドキュメントです。
リフォーム、 インテリアに関することなども書いていきます。




 

2002/09/15

 きっかけ
 
マイホームを持つことは、わたしたちにとって長年の夢で、そのために結婚したときからこつこつ貯金をしてきました。まだまだ
先の話・・・とは思っていても、子供も早く欲しい。今のアパートでは二人で住むには問題ないけど、子供ができたとしたら、ベットで寝てるときくらいまでしか育てられない気がするので、早く広い家に引っ越したい。でもそうすると、2DK以上に住むとなると、家賃が10万以上になってしまうのは目に見えているし、そんな額を残らないものに払うなら、残るものに払いたい。・・・きっと、世の中のマイホーム購入を考えている人のほとんどが、こんな理由から探し始めるものなんだとは思いますが、わたしたちもその中の一人でした。

そして、今日ちょうどヒマだったので、吉祥寺の不動産屋に行って、将来住みたいと思っている、吉祥寺の物件の相場や、購入に関する詳細を聞きに行こう、と言うことになりました。とりあえず駅前の一番大手、「R社」へ。おそるおそる中にはいると、若い受付のお姉さんが応対してくれました。

エレベーターで二階のフロアへ行き、テーブルで担当者を待ちます。後ろのブースでは、すでに新築の一戸建てを購入した子連れの奥様が、内装の相談をしているよう。わたしたちはどう見ても若造で、なんだか場違いなところにきちゃったなー・・・と、内心不安でいっぱい。

いよいよ担当の方がやってきました。40代半ばくらいの、男性でMさん。名刺を頂くと、名前の上に金色の★マークが5つ印刷されていました。どうやら凄腕の営業マンみたいです。

まず手渡されたのは、世帯主の名前や住所などの連絡先、勤め先、年収、物件の希望(沿線、広さ、その他の条件など)を記入するシート。 ダンナはちょっと緊張気味に記入していきます。記入が終わると、その情報を元に、簡単な購入に関する流れの説明と、税金の説明、条件や予算に合わせた物件の紹介、ローンシュミレーションをしてもらいました。物件の希望は、中古マンションで古くても構わず、リフォーム前提で・・・と話すと、Mさんはとても驚いていました。最近の若い夫婦は、やはり同じような予算でも、新築や築浅の物件を探しているそうです。そんなこんなで、一日でだいぶ勉強になって、ほくほく気分で家に帰りました。

家に着き、ダンナと今日聞いたことについて、色々話し合いました。 ローンシュミレーションをしてもらった結果、3000万円台前半の物件のばあい今の収入や貯金でも問題なく借りられそうで、しかも支払いもあまり無理のない金額。これなら、遠い将来ではなく、今から物件を探し始めても大丈夫かもしれない!と希望の光が見えてきました。あまり無理はできないので、もし3500万円くらいまでのいい物件が見つかれば、購入を考えても良いかもね、と言う結論に。親の援助も期待したいのですが、今までそんな話をしたこともなく、ちょっと勇気もいります。とりあえず、物件が決まってから相談すればいっかーと言うことで、今日見せてもらった物件の間取りの中から、吉祥寺から徒歩17分の古いマンションを翌日内見してみることにしました。


2002/09/16

 はじめての内見
 

【Iマンション】

最寄駅: 吉祥寺
徒歩: 17分
価格:3,000万円台前半
管理費 :14,080円
修繕積立金: 24,210円
その他費用: 200円
建物構造: RC
築年月: 1974年
専有面積(平米) :82.05
間取 :3SLDK
所在階/建物階数: 2階/9階建て
バルコニー面積(平米): 7.61
向き: 南
駐車場 :空無
棟戸数 :93
現況: 居住中
面積計測方式: 壁芯
引渡時期: 即時
土地権利: 所有権
特記事項 :平成8年内装フルリフォーム済(台所・浴室・トイレ・洗面・クロス等)

雨が降る中、二人で駅から物件までの時間を計りながら、ずんずん進みます。あくまでも勉強のつもり。買う気なんて、まったくありません。だって、まだまだ貯金もして頭金を増やしたいし、「どんな物件だろうねー」なんて軽いノリでした。

結局休日と言うこともあって、物件までは徒歩20分。けっこうかかるけど、バスもあるし、吉祥寺の20分だったら歩けない距離ではありません。物件の前でMさんと待ち合わせです。時間まで周りをうろうろしながら、建物をチェックします。建物は築28年、私より年上ですが、多少古さはあるものの、かなりしっかりしたつくり。エントランスも立派で、オートロックでした。内見をする部屋が2階の部屋だったので、一階が全てテナントだったのも好印象。子供ができても下のことを気にしなくていいしね。建物に出入りする住人も、品のいいおばあさんや若夫婦、子供など問題無さそうです。

Mさんが現れ、さっそく中に入ります。駐輪場、ゴミ捨て場などを見せてもらったのですが、とても管理が行き届いていてきれいなので、問題は無さそう。管理人さんは常駐なんだそうです。エレベーターで二階へ。古いエレベーターだけど、気になりません。降りてすぐのところに部屋のドアがありました。雨の日だからか、廊下はくら〜い雰囲気。ちょっと不安。

お部屋は売り主さんが引っ越したばかりで空き部屋なので、自由に見ることができます。ドアを開けて中にはいると、第一印象は「広い!!」でした。初めて見た物件で、こんなに広くていいの〜?と言う感じ。しかも部屋の雰囲気が、まさにわたしたちが理想としていた「外国人向けマンション」の雰囲気にとても近かったのです。天井はクロスではなく吹きつけ。どっしりした雰囲気で、キッチンもビルトインタイプのオーブンや食器洗浄機がついています。間取りも申し分なし。あまり顔には出さなかったものの、二人とも内心ウキウキ、興奮状態でした。リフォームすれば、かなりカッコイイ部屋になりそう!

あまりにも浮かれてしまって、ただぐるっと眺めただけで、一応デジカメで細かく撮影したものの、寸法とか水の出方、コンセントの位置、エアコンのスリーブの有無など全くチェックしませんでした。とにかくうれしくって、すっかり買ったような気になっていたのです。

あわよくば買ってしまおうかと言う勢いで、とりあえずもう一度、会社に戻ってプランを練り直してもらうことにしました。Mさんも張り切っています。部下に車から電話をかけ、「Iマンションの件だけど、申し込み止めておいて」なんて伝言もしてくれました。この物件はほぼ、わたしたちのもの!?他の人が入ってくる隙が無くなったのです。気分はどんどん盛り上がります。

会社について、もう一度ローンのシュミレーションをし直しました。 A銀行なら、築25年以上の物件でも35年までのローンが組めるそうなので、そっちで計算することに(他の銀行は築25年以上の場合、築年数マイナス3年までのローン)。するとわたしたちが貯めた頭金でも、月々6万円ちょっと、管理費などを入れても11万ほど。ボーナスは19万ちょっとを年2回。これは悪くないかも!二人で顔を見合わせ、おもわずうなずきます。「とりあえず、お申し込みには一切料金はかかりませんから、申し込みしていただいて、3日後の金曜日にご契約、それまでに自己資金の件や、ご両親からの援助の件をクリアにしていただくと言うことで・・・いかがでしょう?」Mさんは慣れた口調で話を進めていきます。わたしたちの心臓はすでにバックンバックン、胃もキリキリ。やっぱりこんな大きな買い物、一回見ただけで決めちゃって良いの・・・?という不安も抱きつつ、他の人の申し込みで買えなくなってしまう不安の方が大きくなり、申込書にサインをすることにしました。ハンコは持ってきていなかったので押さなくても良くなり、ちょっとは気が軽くなったけど、サインをするダンナの手は、心なしか震えているよう。(笑)初体験続きで、すっかりわたしたちは浮き足立っていました。

お弁当を買い、夕方なのに家に直帰。お弁当を食べながら、すぐに会議を開きました。「どうするどうする?」「こんな大きな買い物、簡単に決めちゃって良いのかな・・・?」「親の援助は?」「なんて親に言うの?ビックリするよねぇ、きっと」なんてべらべら話します。とにかくこの心のもやもやを何とかしたかった。二人とも喋ることによって、もやもやを取り払ってしまおうとしてたのかもしれません。ごはんを食べても、胃の痛みや心臓のドキドキは治まりません。とにかく契約まであと3日。事を急がないと。

とりあえず、一回だれかに相談しようということになり、まずは私が母に電話。事情を話すとすぐに大賛成してくれました。しかもその物件には、お父さんの会社の部下が今でも住んでいるそう。だいぶ私の心は、買う方向で固まってきました。

つぎにダンナが3兄弟のまんなかのお兄さんに電話。すると、はっきり言いたいことを言うお兄さんは、頭から猛反対。「ふざけるな、早すぎる。なに考えてんだ!」と怒鳴られたようで、だんなは子機を持ったまましょんぼり。一応こちらの気持ちを説明すると、最後は「親に言うなら言え。勝手にしろ。」と切られてしまいました。まぁ、きっと賛成する人もいれば、反対する人もいる。そのおかげで、もっと深く立ち止まって考えられる。そう前向きに考えることにして、本番の名古屋のお父さんに電話してみることにしました。

さっきの失敗を元に、今度は筋道を立てて説明していきます。近い将来子供が欲しいと思っていること。そのためにはこの部屋は狭すぎるけど、賃貸で引っ越すと諸費用で100万弱、家賃も10〜12万はかかってしまうこと。そうすると、いままで貯金してきたおかねがもったいないので、そろそろ身を固めたい。そうしたら、ちょうど良いと思う物件があって、それに決めようと思うんだけど、できれば援助してもらえないか。すると、お父さんはすごく喜んでくれて、すぐに賛成してくれました。援助も問題なし。わたしたちが希望した額以上を援助してくれることになりそうです!これで、一通り、買う前の確認事項はクリアになりました。3日後の契約までに、晴れた日の物件や、マンションの周辺の環境、自転車や徒歩での平日の所要時間をしらべなくては。まだ心臓もどきどきしたまま、眠りにつきました。


2002/09/17

 チェックリスト作成
 

あと二日。時間はどんどん迫ってきます。なんとか後悔の無いように、調べられることは全部調べなくちゃ。私は一日パソコンの前に座って、ネット、本、雑誌を駆使して「マンションのチェックリスト」を作成しました。これだけわかれば、だいたい問題は無いだろう。自分で調べるところは、明日の朝、最後の内見をするときにチェックして、それ以外はMさんにチェックしてもらいます。

『不動産会社に確認』
・エアコンが現在ついていない部屋に、新たに取り付けることはできるのか?
(室外機設置の問題、壁にスリーブを開けられるか、ガスエアコンは可能か)
・リフォームの範囲(どの程度のリフォームまで可能か)
・風呂の追い炊き機能は付いているか
・ペットの飼育について(飼育ができる場合は、その条件)
・壁の厚さ・床の厚さ(スラブ厚)、構造
・「長期修繕計画書」の有無(計画内容の確認)
・「修繕履歴書」の有無(過去の修繕を確認)
・「収支決算書」の有無(延滞者、修繕金不足のチェック)
・管理組合の活動状況 ・給水管の状況(過去に修繕がある場合は、その方法)
・空き室(分譲、賃貸)状況
・分譲と賃貸の比率
・耐震基準をクリアしているか
・浴室、洗濯機・洗面所
・キッチン・トイレの水道の使用により、温度差が出るか
・外環自動車道の計画に対する影響は
・アンテナの設置は可能か(スカイパーフェクTVなど)
・浴室乾燥機が設置可能か
・隣人・上下の住人でトラブルは無かったか(売り主に確認)

『自分たちで確認』

・廊下など共用部分の状況確認
・浴室、洗濯機
・洗面所・キッチン・トイレの水道の使用により、温度差が出るか
・ガスシステムの機種 ・食器洗い機、ガスコンロ、換気扇の機種
・コンセント(各部屋に2個以上)、電話ジャック、テレビアンテナの数
・電気のアンペア数(60以上が望ましい)
・携帯が通じるか(電波障害・ラジオなど持参)
・エレベーターホールや、廊下を歩いた音が、北の部屋でどれくらい響くか。
 また、廊下側の部屋の声などが、廊下に聞こえるか
・小学校のお昼時に行って、サイレンやチャイムなどの音を調べる
・洗濯物・ふとんの干し方
・ゴミの出し方
・宅配便の受け取り方

ダンナにメールで転送します。これをMさんにチェックしてもらうのです。Mさんはすごく仕事が速いので、一日のうちにほとんどの項目に対して返事が返ってきました。ほとんどの項目で問題なし。大手ゼネコンが施工して、大手商社が分譲・管理しているマンションだけに、かなりしっかりしているようです。これは本当にお買い得かも!とにかくあとは、少しでも多く現地をチェックしておきたいものです。雨続きだったけど、明日はやっと晴れ間がのぞくようなので、自転車で外観と周りの環境をチェックしてみようと思います。


2002/09/18

 もう一度現地確認
 

久しぶりのお天気。お昼を食べたら、自転車に乗って出発です。 行きは吉祥寺の混雑した商店街の中を抜けていきます。駅から物件までは約10分。人に阻まれて、なかなか前に進めなかった結果です。現地は明るく、購入予定の部屋には太陽が降り注いでいました。日当たりは良いようです。 この間の内見の時には、外観の写真を撮らなかったので、デジカメでパチパチ。怪しい人だと思われたらやだなぁ。

物件の前の五日市街道は相変わらず車が多く、バスやトラックなどの大型車も目に付きます。「空気があまり良くないかも・・・。」排気ガスのにおいがするので、とてもじゃないけど深呼吸なんてする気になれません。 この間の内見の時は雨だったので、空気のことも、騒音もあまり気になりませんでした。晴れているときは、雨にかき消されて聞こえなかった音や、空気のよどみが気になってしまったのです。

ひとまず、物件の前は切り上げて、周辺を散策してみます。近くには図書館や体育館、公会堂もあり、市役所も近い。とても便利です。でも、スーパーが近くに無いのがたまにキズ。コンビニは徒歩3分圏内に3軒ありました。帰りは井の頭通りまで抜ける裏道を選んで、走ってみました。すると駅まで5分弱。ダンナのチャリなら3分台も夢じゃないかも。通勤には不便無さそうです。

その後、実家に用事があったので三鷹台へ戻ります。鼻に入ってくる空気はとても澄んでいて、おもわず深呼吸。庭先の植物のにおいもしてきます。「やっぱり、この辺は空気もおいしいし、良い街だなぁ」離れるかもしれないと思うと、今まで当たり前だったことも、実は当たり前じゃなかった事に気づくものです。私の心の中は、少し揺れ始めていました。生まれてから今まで、ずっと三鷹台で暮らしてきた私が、あの排気ガスの中で気持ちよく生活できるだろうか・・・。

母と物件の写真を見せたりしながら、色々話をします。母はおおむね賛成のようです。あとから帰ってきた父も「なかなかいいじゃないか」と一言。 義姉や兄にも相談。急な話にちょっとビックリしてたみたいだけど、 とりあえず賛成してくれました。・・・・でも・・・でも・・・・。

明日の夜、いよいよ契約です。Mさんからも準備は万端だと連絡が入りました。手元には手付け金の200万円も用意してあります。あとは、明日の朝に、半休を取ってもらったダンナと一緒に最後の内見をして、銀行で200万を小切手に換えて、夜を迎えるのみ。早めに寝るぞ。


2002/09/19

 悩みに悩んだ結果
 

今日も朝からいい天気です。お部屋の日当たりが見たかったので、ちょうどいい。ダンナは午前中半休を取って、内見に挑みます。夜はそのまま契約になるので、服装もちょっとキチンとした格好を選びました。自転車で現地へ向かいます。日差しがとても気持ちがいい!

エントランスにはまだMさんはいませんでした。二人で周辺をうろうろしてみます。一階のテナントの洋食屋さんが仕込みをしていて、いい香りが・・・。「ねえねえ、ちょっと深呼吸してみて」ダンナはすーっと深呼吸します。「車のにおい、気にならない?」「う〜ん、確かに臭うかも。排気ガスけっこうあるね。」「交通量スゴイよね、この間は雨だから気にならなかったけど」「確かにトラックとか多いよなぁ。音も気になるかも」そんな会話をしているとき、Mさんが登場。「おはようございます!では中へどうぞ」

部屋にはいると、日当たりチェック。でも、全ての電気をMさんがつけてしまったので、また消します。さすがに奥までは入らないけど、窓の周辺はぽかぽかしていて、気持ちがいい。日当たりは問題なしです。さっそく窓を開けてみます。すると「ゴーーーーー、ガガガガ、ブーーーン」と車のエンジン音が飛び込んできました。それはもうスゴイ音。部屋の中に反響して倍増します。「・・・これじゃあ、テレビつけても聞こえないね・・・」ダンナと顔を見合わせます。

「売り主さんは、ほとんど窓を開けないで生活されていたようです。冬も暖かいですし、夏も涼しいので、電気代もほとんどかかりませんよ」とMさん。でも、ちょっと部屋の空気を入れ換えたいとき、外の風を入れたいときも、窓を開けられないなんて。ベランダに洗濯物も干せないマンションも多いみたいだけど、私はそんなの耐えられない。部屋に風を入れて、季節の移り変わりを感じて生活したいのです。しかも、この騒音と空気の汚さ。いやになって、窓を閉めます。でも、古い物件で防音サッシではないので音は聞こえてきます。「ちょっと床に座って見ようよ」ダンナの誘いで、リビングの床に座ってみました。すると、ドドドドと大型車が通るたびに、かすかな振動が。

「こんにちわー」と誰かが入ってきました。売り主の奥様でした。とてもスタイルが良く、ショートヘアーがお似合いな、上品なマダム。VERYに登場しそうな雰囲気です。「また戻ってきますので、ごゆっくりどうぞ」こんな方が住んでいたんだったら、そんなに心配いらないかしら・・・・。わたしたちの心は、まだグラグラ揺れっぱなしです。そんなとき、Mさんの追い打ちがかかりました。「この五日市街道なんですけど、”すいすい計画”ってご存じですか?」「いえ、知りませんけど・・」「この交差点の渋滞緩和のために、右折車線を作ってそれぞれ3Mほどセットバックする計画なんです。つまり道が今より広くなるんですけど、まだ立ち退きができてない部分があるので、当分時間がかかると思いますけどね。ちなみにこのマンションの下の歩道の部分は分譲会社の持ち物なので、計画が事業化すれば住民の皆さんの意見に関係なく、売ることができるようになっています」なぬ!?そんなの今初めて聞いたよ。しかも、契約日の当日だよ。(怒)

気を取り直して、チェックリストの『自分たちで確認』のところをささっとチェックします。北側の部屋は携帯の電波が悪かったです。外の声も、部屋の声も廊下に聞こえてしまいました。それ以外は大体クリア。ダンナの仕事の時間も迫っていて、長居もできないので「では、そろそろ」と切り上げました。最後にMさんから登記と固定資産税の請求書、修繕積立金の残高などを見せてもらい、現地で解散。

おなかがすいたので、サンロードのイタトマでランチをしながら最後の会議をすることに。私は、まだ悩んでいました。「あの空気がどうしても耐えられない。まぁ100歩譲って窓を閉めて生活したとしても、まだ騒音が聞こえるし、それはどうしても耐えられない」「でも、こんなに広くてステキな物件で、建物も管理もしっかりしてるし、何しろ吉祥寺だし、こんなの他にないよね」「う〜〜ん」ふたりで頭を抱えてしまいます。でも、今夜契約です。いまはっきり答えを出さないと。

突然「やっぱりキャンセルしよう」とダンナが切り出しました。「え?キャンセル?だって、今日契約なのに・・・大丈夫かな」私は動揺。でも、ダンナは紙にこんな事を書いて説明してくれました。

「環境」
空気
静寂
自然
買い物

「部屋」
間取り
広さ
使い勝手
日当たり

「建物」
管理
築年数
総戸数
修繕計画

「通勤」
沿線
駅徒歩
乗り換え

「今回の部屋は、この全部の条件を100%として考えると、90%近くクリアしているいい物件って事になるけど、今回自分たちが引っかかっている「環境」の部分は、お金で買えるものではないし、一生それをつき合っていかなければいけない重要なもので、子供を育てる上でもかなりウェイトを占める項目になるよね。この4つの条件の中で、俺たちが譲れないのはやっぱり「環境」ってことになるんじゃないかなぁ。これを妥協して買ってしまったら、ずっと後悔することになるかもしれない。それに、一日家にいるのはスズキだから、気になるんだったらやめた方が良いと思う。俺は全然やめても良いと思ってるけど」・・・・そうだよね。こんなに心がもやもやして、しかも初めて内見した物件で、後悔するのは絶対イヤだし、・・・・「キャンセルしようかな」。そう思った瞬間、初めて内見した時からずっと気になっていた、胃のキリキリや胸のドキドキが、す〜っと軽くなっていくような気がしました。

ランチを終え、私がお手洗いに行っている間、ダンナがMさんに連絡を入れます。さすがにさっきの今で驚いていたようですが、当日に”すいすい計画”の事を聞かされたことや、この前は気にならなかった騒音や空気の汚れが気になったことを理由に、「これはお金で解決できるものではありませんので」とはっきりと断ったようです。Mさんも納得してくれたようでした。

家に帰ったらどっと疲れが出て、夕方まで眠ってしまいました・・・・。




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