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はじめての内見
【Iマンション】
最寄駅: 吉祥寺
徒歩: 17分
価格:3,000万円台前半
管理費 :14,080円
修繕積立金: 24,210円
その他費用: 200円
建物構造: RC
築年月: 1974年
専有面積(平米) :82.05
間取 :3SLDK
所在階/建物階数: 2階/9階建て
バルコニー面積(平米): 7.61
向き: 南
駐車場 :空無
棟戸数 :93
現況: 居住中
面積計測方式: 壁芯
引渡時期: 即時
土地権利: 所有権
特記事項 :平成8年内装フルリフォーム済(台所・浴室・トイレ・洗面・クロス等) |
雨が降る中、二人で駅から物件までの時間を計りながら、ずんずん進みます。あくまでも勉強のつもり。買う気なんて、まったくありません。だって、まだまだ貯金もして頭金を増やしたいし、「どんな物件だろうねー」なんて軽いノリでした。
結局休日と言うこともあって、物件までは徒歩20分。けっこうかかるけど、バスもあるし、吉祥寺の20分だったら歩けない距離ではありません。物件の前でMさんと待ち合わせです。時間まで周りをうろうろしながら、建物をチェックします。建物は築28年、私より年上ですが、多少古さはあるものの、かなりしっかりしたつくり。エントランスも立派で、オートロックでした。内見をする部屋が2階の部屋だったので、一階が全てテナントだったのも好印象。子供ができても下のことを気にしなくていいしね。建物に出入りする住人も、品のいいおばあさんや若夫婦、子供など問題無さそうです。
Mさんが現れ、さっそく中に入ります。駐輪場、ゴミ捨て場などを見せてもらったのですが、とても管理が行き届いていてきれいなので、問題は無さそう。管理人さんは常駐なんだそうです。エレベーターで二階へ。古いエレベーターだけど、気になりません。降りてすぐのところに部屋のドアがありました。雨の日だからか、廊下はくら〜い雰囲気。ちょっと不安。
お部屋は売り主さんが引っ越したばかりで空き部屋なので、自由に見ることができます。ドアを開けて中にはいると、第一印象は「広い!!」でした。初めて見た物件で、こんなに広くていいの〜?と言う感じ。しかも部屋の雰囲気が、まさにわたしたちが理想としていた「外国人向けマンション」の雰囲気にとても近かったのです。天井はクロスではなく吹きつけ。どっしりした雰囲気で、キッチンもビルトインタイプのオーブンや食器洗浄機がついています。間取りも申し分なし。あまり顔には出さなかったものの、二人とも内心ウキウキ、興奮状態でした。リフォームすれば、かなりカッコイイ部屋になりそう!
あまりにも浮かれてしまって、ただぐるっと眺めただけで、一応デジカメで細かく撮影したものの、寸法とか水の出方、コンセントの位置、エアコンのスリーブの有無など全くチェックしませんでした。とにかくうれしくって、すっかり買ったような気になっていたのです。
あわよくば買ってしまおうかと言う勢いで、とりあえずもう一度、会社に戻ってプランを練り直してもらうことにしました。Mさんも張り切っています。部下に車から電話をかけ、「Iマンションの件だけど、申し込み止めておいて」なんて伝言もしてくれました。この物件はほぼ、わたしたちのもの!?他の人が入ってくる隙が無くなったのです。気分はどんどん盛り上がります。
会社について、もう一度ローンのシュミレーションをし直しました。 A銀行なら、築25年以上の物件でも35年までのローンが組めるそうなので、そっちで計算することに(他の銀行は築25年以上の場合、築年数マイナス3年までのローン)。するとわたしたちが貯めた頭金でも、月々6万円ちょっと、管理費などを入れても11万ほど。ボーナスは19万ちょっとを年2回。これは悪くないかも!二人で顔を見合わせ、おもわずうなずきます。「とりあえず、お申し込みには一切料金はかかりませんから、申し込みしていただいて、3日後の金曜日にご契約、それまでに自己資金の件や、ご両親からの援助の件をクリアにしていただくと言うことで・・・いかがでしょう?」Mさんは慣れた口調で話を進めていきます。わたしたちの心臓はすでにバックンバックン、胃もキリキリ。やっぱりこんな大きな買い物、一回見ただけで決めちゃって良いの・・・?という不安も抱きつつ、他の人の申し込みで買えなくなってしまう不安の方が大きくなり、申込書にサインをすることにしました。ハンコは持ってきていなかったので押さなくても良くなり、ちょっとは気が軽くなったけど、サインをするダンナの手は、心なしか震えているよう。(笑)初体験続きで、すっかりわたしたちは浮き足立っていました。
お弁当を買い、夕方なのに家に直帰。お弁当を食べながら、すぐに会議を開きました。「どうするどうする?」「こんな大きな買い物、簡単に決めちゃって良いのかな・・・?」「親の援助は?」「なんて親に言うの?ビックリするよねぇ、きっと」なんてべらべら話します。とにかくこの心のもやもやを何とかしたかった。二人とも喋ることによって、もやもやを取り払ってしまおうとしてたのかもしれません。ごはんを食べても、胃の痛みや心臓のドキドキは治まりません。とにかく契約まであと3日。事を急がないと。
とりあえず、一回だれかに相談しようということになり、まずは私が母に電話。事情を話すとすぐに大賛成してくれました。しかもその物件には、お父さんの会社の部下が今でも住んでいるそう。だいぶ私の心は、買う方向で固まってきました。
つぎにダンナが3兄弟のまんなかのお兄さんに電話。すると、はっきり言いたいことを言うお兄さんは、頭から猛反対。「ふざけるな、早すぎる。なに考えてんだ!」と怒鳴られたようで、だんなは子機を持ったまましょんぼり。一応こちらの気持ちを説明すると、最後は「親に言うなら言え。勝手にしろ。」と切られてしまいました。まぁ、きっと賛成する人もいれば、反対する人もいる。そのおかげで、もっと深く立ち止まって考えられる。そう前向きに考えることにして、本番の名古屋のお父さんに電話してみることにしました。
さっきの失敗を元に、今度は筋道を立てて説明していきます。近い将来子供が欲しいと思っていること。そのためにはこの部屋は狭すぎるけど、賃貸で引っ越すと諸費用で100万弱、家賃も10〜12万はかかってしまうこと。そうすると、いままで貯金してきたおかねがもったいないので、そろそろ身を固めたい。そうしたら、ちょうど良いと思う物件があって、それに決めようと思うんだけど、できれば援助してもらえないか。すると、お父さんはすごく喜んでくれて、すぐに賛成してくれました。援助も問題なし。わたしたちが希望した額以上を援助してくれることになりそうです!これで、一通り、買う前の確認事項はクリアになりました。3日後の契約までに、晴れた日の物件や、マンションの周辺の環境、自転車や徒歩での平日の所要時間をしらべなくては。まだ心臓もどきどきしたまま、眠りにつきました。
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